2011年11月1日火曜日

CNT活用、光熱発電素子を開発、生体内で発電できる(産総研)

20111101電波新聞3
 カーボンナノチューブ(CNT)と熱電変換素子を組み合わせ、生体内で発電できる素子を産業技術総合研究所健康工学研究部門の都英次郎研究員らが開発した。光によって容易に発熱可能なCNTをシリコン樹脂中に分散させ、このフィルム状樹脂をビスマスーテルル型の固体熱電変換素子の表面に接合した。赤外レーザー光により樹脂フィルムが発熱して熱電変換素子に温度差を生じ、生体内で熱発電した。心臓ペースメーカーなどの体内埋め込み型、ウエラブル型体内医療機器などへの光による遠隔電力供給が期待される。

0 件のコメント:

コメントを投稿