2010年7月9日金曜日

マイクロナノ記事クリッピング2010/6/28-7/9

20100628 日経産業新聞 21面:サービスロボの指など駆動、小型装置、丈夫で安く
サービスロボットの指を動かす小型の駆動装置を、岩手大学発ベンチャーであるアイカムス・ラボ(盛岡市)が開発した。駆動装置は直径12mm、長さ11mm重さ7gでロボットの指を人間並みに出来る大きさとした。「不思議遊星歯車」を活用し小型化した。医療・介護や生活支援のサービスロボット市場を見込んでいる。

20100630 日刊工業新聞 35面:MEMSを産業の柱に、未来を築く地域発イノベーション
仙台市は東北大学と連携してMEMSを産業の柱にするべく活発な活動を進めている。「支店経済」からの脱却を目指し、東北大など知の集積を活かした高付加価値型産業の育成と研究開発型企業の誘致を進める方針で、MEMSを有力分野としている。MEMS開発ディレクター制度、MEMSパークコンソーシアム、ドイツ・フラウエンホーファーとの協力関係構築などを進めている。

20100630 日刊工業新聞 14面:加速度センサーモジュール、防水構造で用途拡大(パナソニック電工)
防水性を高めた高精度の一軸加速度センサーをパナソニック電工が発売する。自動車、農業・建設機械の転倒防止、福祉車両の安全確保、太陽光パネルの太陽光追尾装置などの用途を見込んでいる。外気温の影響を低減し、応答性が高く、高精度に傾斜を検知する。

20100629 日刊工業新聞 10面:比接触式磁気歪位置センサー(エムティエスセンサー)
分解能が1.5マイクロメーターと性能が従来品の2倍の非接触式磁歪式位置センサー(リニアスケール)をエムティエスセンサーテクノロジー(東京都町田市)が発売する。性能向上により、ロボット、工作機械、プレスなどへの用途拡大を見込んでいる。磁歪式センサーは配線しないで読取装置部をシステム構成でき、搭載する装置の設計時自由度がまし、耐久性にも優れる。

20100629 電波新聞 4面:生体分子間相互作用を測定、センサーデバイス(SEGG)
微少量の試料で生体分子間相互作用の測定に適したセンサーデバイス「マイクロフローセル」をセイコー・イージーアンドジー(SEGG、セイコーインスツル関連会社)が発売する。SDカードサイズの流路チップに水晶振動子を組み込み、セルの電極表面に付着する物質の極微量の重量変化を、水晶振動子の共振周波数変化により検知する。SEGGのバイオセンシングシステムに本デバイスを装着して計測する。

20100705 日本経済新聞(夕刊)1面:半導体の微細加工設備、企業に時間貸し(東北大など)
半導体の微細加工設備の時間貸しを東北大学と産業技術総合研究所が始める。東北大は仙台の同大学キャンパスで今秋から、産総研はつくば市の研究所で来年から、それぞれ専用設備を新設して開始する。半導体の開発には数百億円の投資が必要だが、時間貸しにより企業が簡単に設備を利用でき、MEMSを開発・試作できる体制を整備する。

20100709 日刊工業新聞 4面:センサーモジュール活用、工場エネ最適化(オムロン)
MEMS技術を活用した計測・制御・電源・通信機能の一体化センサーモジュールとそのネットワークにより、工場のエネルギー管理を最適化するシステム開発にオムロンが取り組んでいる。モジュールは1cm角を想定し、搭載するセンサー次第で風量、音、温湿度などを計測し、演算処理、通信を行う。個別の状態変化を常時監視しながら全体で最適に制御するシステムを目指す。現在自社工場で実証実験を進めており、既存工場のエネルギー消費量を数割削減することを狙っている。

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