2015年3月25日水曜日

手首で心臓微細動感知、腕時計型センサーに圧電素子(日本バルカーと関大)

20150225日経産業新聞15面

 日本バルカー工業は関西大学と共同で、手首に取り付ける事で心臓の微細な動きを感知できるセンサーを開発した。腕時計型デバイスに厚さ50-60マイクロメートルのフッ素樹脂製圧電素子シートを組込み、血管の動きを計測する。この圧電素子は上下方向のみを検知し、体温の影響も受けないため心臓の微細な動きを拾い、心臓の血流の動きを表す脈波を捉えられる。24時間脈波を計測でき、通信機能を持たせてデーアをスマホに蓄積し、健康管理に利用できる。2016年度に実用化を目指す。

2015年3月6日金曜日

世界最小級半導体ガスセンサー、ウエアラブルに搭載期待(フィガロ技研)


20150306日経産業新聞6

 フィガロ技研は消費電力が世界最小クラスの半導体式空気汚れ検知用ガスセンサーを開発した。ガスセンサーは感ガス部を300-400℃に加熱し、水素を検知する。感ガス部を高温に保つのに電力を消費する。同社はMEMS技術を活用して小型化し、体積を65分の一、消費電力は15ミリワットと従来より92%削減した。これまでガスセンサーは空気清浄器などに搭載してきたが、今後はスマホが期待されている。